戦略的に勉強しよう!薬剤師資格取得のためのスケジュールの立て方

薬剤師資格

薬剤師国家試験は出題範囲が非常に広範囲であることで知られています。計画的に勉強のスケジュールを組まなければ、試験までに手を付けることができなかった、という分野が生まれてしまうので注意が必要です。

そこで今回は、スケジュールを組む際に注意するべきポイントと、具体的にいつ、何をするべきかについて詳しく解説します。

本番は2月!

まず重要なポイントは、試験日から逆算して考えることです。通常、薬剤師国家試験は2月最後の土曜日と日曜日に行なわれます。正式な日付は8月に厚生省が発表するので、チェックしておきましょう。その日を目標として、自身の勉強の習熟度などに合わせてスケジュールを組む必要があります。

また、9月、11月、1月の3回、薬学ゼミナールが主催する模試があります。これらの模試は、本番のリハーサルとして最適の機会です。2月の試験当日に加えて、これらの模試の日程も目標とするとよいでしょう。

いつ、何をすればいいの?

それでは、具体的にいつ、どのような勉強をするべきかを解説します。

まず、4〜8月は基礎固めの時期です。9月に行われる模試に向けて勉強しましょう。9月の模試では、170点前後を目安とするとよいでしょう。重要なことは、試験の全容を把握することです。そのため、まずは過去の必須問題を何度も繰り返し解きましょう。そうして自分の苦手科目は何かを見つけることが大切です。

11月には2回目の模試があります。1回目の模試の結果が返ってくるので、その結果を参考に、さらに点数を上げるための勉強を9月〜11月までしていきましょう。ポイントは、必須問題で80%の正解を目指すことと、キーワード確認のためにCBTを見直すことです。また、青本をしっかり読み返すことも大切です。2回目の模試では190点以上を目指しましょう。

12月と1月は、1月に行なわれる3回目の模試に向けて勉強します。問題集と参考書の読み返しを何度も重ね、正答率の高い問題は確実に正答できるようにしましょう。3回目の模試の目標点数は、国家試験の合格ラインである225点です。

3回目の模試が終わったら、あとは本番に向けて最後の調整を行ないます。頻出問題や簡単な問題を集中的に解き、本番で落としてしまうことのないようにしましょう。また、本番でしっかり力を出せるよう、体調管理に気を付けることも大切です。

まとめ

4月から試験勉強に取り組むとなると長期間だと感じる人もいるかもしれませんが、実際には試験当日までの余裕はあまりありません。最初から高得点を取ることを目指すのではなく、3回の模試で徐々に点数を上げていけるように勉強することが大切です。そうして本番の試験で存分に力を発揮できるようにしましょう。